「おいしい寿司を肩肘張らずに楽しみたい！」そんな時におすすめしたいのが、地下鉄東山線今池駅9番出口から徒歩2分ほどの場所にある「すし屋 山葵」。リピーター客の多い人気店です。

寿司を握ってくれるのは、こちらの大将。ちょっと強面で最初は緊張したけど、話しかけてみると気さくでとても話しやすく、「おすすめはなんですか」なんて聞きながら、食べたい一品料理や握りのネタなどを選ぶのも楽しい時間です。

カウンターの反対側にはテーブル席もあり、グループ利用できるのもうれしいポイントです。

まずは1杯とフラノミスタを使って、サッポロ黒ラベルの生ビール（659円）を注文。1日の疲れを癒す1杯を無料で飲めるなんて本当にサイコーです！

すし屋だからこそ生まれる一品料理を日本酒と楽しむ！

ビールのお供にと、まず選んだのは、すし屋のアヒージョ（989円）。器の中には大き目にカットされた魚やホクホクのジャガイモなどの具材がゴロゴロ。驚いたのは、最後に寿司飯を入れるという食べ方。「アヒージョに寿司飯ってホントに合うの？」と半信半疑でしたが、一口食べてそのおいしさに感激！これはまさに、すし屋だからこその一品だと思いました。

大将におすすめを聞いたところ、「人気なのは…」と教えてくれたのがこちらのサバ巻（769円）。サバのおいしさはもちろん、プチプチとしたとびこの食感、海苔の風味も楽しく、人気が高いのも納得です。

安曇の農家さん直送のわさび（1本299円）は、 “まさみどり”という品種。香りの良さとほのかな甘みを、ぜひ一度味わってみてください。

旬のおすすめ料理から選んだ焼ハモ（699円）は、皮目はパリッと香ばしく、中はふんわり。ビールが進む一品です。

有名どころから隠れた逸品まで、幅広い地域の日本酒が取り揃えられています。日本酒好きにはたまりませんね。

AとＢの2種類ある本日の飲み比べセット（1499円）では、各3種類の日本酒が味わえます。私が選んだのは、左から臥龍梅（静岡）、楯野川（山形）、春鹿（奈良）のAセット。それぞれに個性のある日本酒を飲み比べ、好みの1杯を選ぶのも楽しかったです。

ふわっとした白身魚の食感と、甘めの味噌だれが相性抜群のははけはなめろう白（769円）。なめろうといえば青魚と思っていただけに、新たな発見ができた一皿でした。

ハズレなしの一品料理に、「お寿司の前に、もう一品食べたいね」ということになり注文したのが、大将おすすめの穴子白焼（2499円）。風味がよく、パリッとした歯切れのいい海苔に穴子の白焼きとシャキシャキのキュウリを巻いて食べるというスタイルもこちらならでは。穴子の香ばしさと旨味、海苔の風味、サッパリとしたキュウリが奏でる上品な味わいが溜まりません。日本酒ひや（2号769円）が進む、進む。

飲み比べセットと一緒に注文していたふぐのひれ酒（899円）が到着！目の前で火を付け、蒸している最中にもなんともいえないいい香りが漂います。

香ばしさと出汁のような旨みが広がり、焼きの良さを実感できます。

大将の確かな技と鮮度が光る寿司を堪能

鮮度が自慢の握りは、おすすめメニューの中から天然ブリ（399円）、赤貝（399）、芽ネギ（299円）をチョイス。天然ブリは甘く上品でスッと溶けていく脂、赤貝はパリッとした食感の後にくるフワっとした磯の香り、芽ネギはほのかな辛味がシャリとの相性抜群で、目利きの良さを感じられるものばかりでした。

大将に無理を言い、手巻きの中にあったごぼうとらっきょう（各299円）を細巻にしてもらい注文。はじめて食べるらっきょうの細巻は少し甘めのシャリとの相性も良く、あまりのおいしさにこの後、思わず3回もお代わりをしてしまいました。（笑）

そしてこちらは、お会計時にもらえる金券（100円／1人1枚）。こちらを使って次の機会に割引してもいいし、枚数を集めて徳利や湯飲み、ジョッキなどと交換することもできます。

1階の入口に置かれた看板が目印のこちら。

確かな目利きと技を感じる寿司はもちろん、一工夫された一品料理はここでしか味わえないものばかり。居心地良い店の雰囲気も相まって、訪れたのは土曜日の17時30分ごろでしたが、私たちが入ってすぐに予約のお客さんで満席に。知っていることを誰かに教えたくなる、そんな1軒です。