名古屋駅にある「蕎麦とお酒 そばちょこ」へ行ってきました。昼はつけ蕎麦やまぜ蕎麦といった珍しいスタイルの十割蕎麦が人気。一方、夜は天ぷらの串をつまみに日本酒を楽しむ人が多く、蕎麦呑みの店としても知られています。

雨でも塗れずにアクセスできる、地下の飲み屋街。

駅前に建つ高層ビルの一つ、名古屋クロスコートタワーの地下1階にある「チカマチラウンジ」は、11店舗が横丁のように連なる飲食エリアです。名古屋駅から地下街を通り、ミッドランドスクエアを抜けた先に入口があります。駅から一度も地上に出ずにアクセスでき、雨の日も安心です。

お店があるのは、「チカマチラウンジ」の一番奥。巨大な提灯が目印です。そばちょこのイラストがデザインされた暖簾もかわいらしくて素敵でした。

通路と店舗の間に壁がなく、客席はテラスのようなオープンな雰囲気。フラッと気軽に入れます。

店奥に目を向けると、たくさんのそばちょこが並べられた飾り棚がありました。いろいろなデザインがあり、見ているだけで楽しめます。

まずは、一品料理とお酒でほろ酔い気分。

蕎麦に合う日本酒を豊富に揃えている同店。本日のおすすめから、愛知県・伊藤株式会社の敷嶋 純米酒 無濾過生原酒をオーダーしました。2000年に廃業した蔵を2021年冬に復興して酒造りを再開。日本酒ファンの間で話題のブランドです。飲み応えがありつつも、クセのないすっきりとしたあと味。スルスルと飲めてしまいます。

日本酒はグラス1杯600円。ワンドリンクサブスク「フラノミスタ」の加盟店だったので、1杯無料になりました。

「一杯飲める蕎麦屋」がコンセプトとあって、一品料理はお酒が飲みたくなるメニューばかりが並んでいます。お通しとして提供されたのは、冷ややっこにオクラをのせたもの。日本酒との相性もピッタリでした。そばちょこに盛り付けられている点も粋です。

続いて、本日の逸品から自家製胡麻豆腐（550円）をオーダー。つるんとした食感に胡麻の風味が香ります。ワサビをつければまた違った風味になり、日本酒が進みます。

串に刺さった天ぷら、天串は、1本から注文可能。10種類以上あり、1本90円からと価格もリーズナブルです。

日本酒の次に何を飲もうかとメニューを見ていたら、「天ぷらとの相性抜群」というキャッチコピーに惹かれて、そばちょこのレモンサワー（380円）をオーダーしました。シュワッと爽やかな飲み口が、サクッと香ばしい天ぷらと確かによく合います。

〆は、多彩な食べ方ができる名物の肉つけそば！

ほろ酔い気分を蕎麦で〆るのも、同店の楽しみの一つ。名物の肉つけそば（1000円）をオーダーしました。蕎麦はつなぎを使わない十割蕎麦。一番粉のみを使っているので透明感があり、上品な蕎麦の香りとなめらかなのど越しを楽しめます。

まずは何もつけずに蕎麦の風味を楽しんでから、ツユにつけていただきます。ツユの中に豚肉とタマネギが入っていて、上品な蕎麦がガッツリ系に！天かすを加えると、さらに印象が変わります。

最後は、溶き卵を加えて味変します。店おすすめの食べ方は、ツユに溶き卵を入れるのですが、今回は蕎麦に絡ませました。まろやかな生卵の印象が強くなり、味が劇的に変わります。

残ったツユをご飯にかけて、卵かけご飯にするのもおすすめとのこと。今回は満腹のため断念しましたが、次回はぜひチャレンジしたいです！(編集部O)