2025年が始まり「今年も1年頑張ろう！」ということで、美味と美酒で自分にカツを入れようとやってきたのは「和彩盆　大彦」。こちらは創業200年余を誇る水産加工品会社「大彦」の直営店で、干物や刺し身などおいしい魚料理が味わえると評判です。

オフホワイトとダークブラウンでまとめられた店内は落ち着いた雰囲気。お酒を飲みながら一品料理が楽しめるのはもちろんのこと、焼き魚や丼のセットメニューもあるので、「ちゃんとした夕食を食べたい」「ひとりでサクッと飲みたい」という時にも気軽に立ち寄れそうです。

とにもかくにもまずはこれでしょ！ということで、フラノミスタで生ビール（660円）をオーダー。1日頑張ったご褒美の1杯を無料でいただけるなんて、フラノミスタ、本当にありがたすぎます！

御膳をシェアしておつまみに！

店の方におすすめを聞いたところ、刺し身や天ぷらなどに加えてお酒1杯もつく「お造り膳」（3000円）ということで、さっそく注文。膳とはいえシェアもでき、一品ずつ提供してくれるということで、まずは先付けのじゃこおろしや白あえなどをつまみながらビールを堪能！どれも優しい味わいで、胃も心もホッと和みます。

続いてお造りが登場。脂がのったハマチやマグロ、サーモンなど、どれも新鮮そのもの！ボリューム感もあり、2人でシェアでも大満足です！

お造り膳につく酒は、もちろん熱燗。キレがある旨口の日本酒で、刺し身にぴったりです！

続いて、天ぷらが登場。エビ、ナス、さつまいもなど5品もついて食べ応え満点です！サクサクの衣に包まれたプリプリのエビや、とろりとしたナスなど、どれも酒が進みます。塩でさっぱりと味わってもよし、もちろん甘めの天つゆで味わっても美味。

揚げたての串カツや脂ののった干物も注文マストの一品

お造り膳の他に、「ちょっと肉も食べたいよね」ということで豚ヒレ串カツ（3本600円）も頼みました。柔らかくジューシーなヒレ肉を薄めの衣で包んで揚げた串カツは、くどくなく上品な味わいです。

こちらは日本酒メニューも豊富。店主選りすぐりの酒を、どれも一杯650円とリーズナブルに楽しめます。今回は、不定期で銘柄が変わる「店主の隠し酒」を注文。この日の酒は新潟の銘酒、〆張鶴。スッキリとした辛口で、口に入れた瞬間フルーティーな芳香が漂い、酒好きにはたまらない一杯。気分がアガります！

おいしい日本酒を飲んだら、もう少し魚をつまみたくなったので、大彦名物の干物を頼むことに。この日は金目鯛の干物（1100円）をオーダーしました。まだジュージューという音が聞こえてきそうなくらいの焼きたての干物は身がホクホク。塩味と旨味のバランスが抜群で、「さすが大彦！」と思わず唸るくらいの美味です。

別注の串カツと干物を楽しんだ後、頃合いを見計らうように、お造り膳につくそばが運ばれてきました。「食べやすいように」となんと2人分に分けてくれています！その心遣いがとても嬉しいです。もちろんそばも、だしのきいたつゆがしっかりと絡んでおいしく、最後までツルッといただきました。

「またぜひいらしてくださいね」と店主やスタッフの優しい笑顔に見送られ、ほろよい気分で店を後に。おいしい酒と料理、まるで実家のような暖かい雰囲気と会話に、おなかも心もほっこりと癒やされました！