おいしい寿司と酒をカジュアルに楽しめるとあって人気を呼ぶ「すし旬」。名古屋市内に3店舗あり、どの店も常に賑わっています。今回は、特にビジネスパーソンが多く訪れる久屋店に行ってきました。

店は栄の喧騒から少し離れた桜通の北側、ビルの地下1階にあります。地下鉄久屋大通駅からは徒歩5分圏内で、酔っ払っても地下鉄に近いというのが嬉しい立地。店はうっかりすると素通りしそうになりますが、半地下の窓に掲げられた赤い看板が目印です。

カウンターでも、テーブルでも。気軽に入れるお寿司屋さん。

店内はカウンターのほかにテーブル席が多数。特に大将やスタッフとの会話を楽しみつつ、巧みに寿司を握る様子が見られるカウンター席は常連を中心に人気があります。平日19時ごろに訪れましたが、すでに大多数の席が埋まっています！もちろん週末も混み合うので、予約をしていくほうが無難です。

テーブルにつき、最初は生ビール（660円）をオーダー。ワンドリンクサブスク「フラノミスタ」を使って、1杯無料でいただきます！ドリンクは他にもハイボール（583円〜）やチューハイ（495円〜）、焼酎（495円〜）や特選の地酒も揃っています。

まずはワカサギの天ぷら（749円）を注文。サクッとした衣に包まれたワカサギの身はほんのり甘くほろ苦く、酒のつまみにぴったりの味わいです。レモンをキュッと搾ってほんの少し塩をつければ、身のおいしさがより引き立ちます。

おいしいつまみが来たので日本酒をオーダー。最初はサラリとした飲み口で知られる高知の銘酒、酔鯨の特別純米（550円）です。あっさりとして後味にキレがあり、香りも控えめ。白身のような淡白な魚料理によく合います。

続いてマグロのほほ肉、頭肉（968円）が登場。噛んだ瞬間、マグロの濃厚な旨味がじんわり。柔らかく、まるで高級な和牛ステーキのような味わいです。

寿司屋で酒のアテといえば、やっぱりこれでしょ！ということで、自家製玉子（330円）も頼みました。だしがきいた玉子焼きは優しい甘さで、箸が進みます。

3杯目は、福島県の奥の松特別純米（550円）を注文。阿多多羅山の清らかな名水と厳選された酒米で作られる奥の松は、口当たりが甘く、とろりとした飲み口。芳醇な酒の香りはしっかりと感じられ、日本酒ビギナーというより、中級者におすすめの一杯です。

おいしいお酒とおつまみを楽しんだら、満を持してお寿司をオーダー！

この日はサワラがおすすめメニューで、握りがなんと1カン142円！ここぞとばかりに頼みました。サッと炙ったサワラはもっちりとした食感で、あっさりとしながらも旨味はしっかり。料理の味を引き立てる一杯を、ということで群馬県の純米吟醸酒、水芭蕉（660円）を一緒に。山田錦と地元の川場村産米を使って作られたこの酒は、口に含むと華やかな香りがふわっと広がり、サラリとした飲み心地。まさに水芭蕉のように爽やかな酒です。

サワラの寿司があまりにおいしかったので、「やっぱりすし旬といえばすし盛でしょう」とオーダー。脂ののったサーモンやびんちょうマグロ、つややかなイカ、香ばしい穴子などのほかに巻物もついて1,078円はリーズナブル！酒好き、寿司好きにはぜひ一度は訪れてほしい1軒です。（編集部K）