2021年11月にオープンした「想作料理 さちまつ」は、京都などで修業した料理人と管理栄養士のご夫婦が営む食事処です。ランチタイムには地元の女性客でにぎわう同店に、妻と2人でディナータイムに足を運びました。お店があるのは、尾張一宮駅から少し離れた国道155号線沿い。一宮市営球場やホームセンターなどが立地し、近隣には住宅街が広がるエリアです。カフェを思わせるグリーンと木目を基調にした外観が目を引きます。

店内は一人でもゆったり過ごせるカウンター席のほか、テーブル席もいくつか用意され、外観のイメージよりもかなり広くて開放感があります。グループで訪れたい時にも重宝しそうです。GW期間中に来店しましたが、18時前の早い時間帯を選んだおかげか、それほど混雑しておらず、ご主人との会話も楽しみながら料理とお酒をゆったり満喫できました！

ちなみに夜の通常営業は、金・土・日曜のみ。それ以外の曜日は予約制になっていますので、平日の利用を考えている人はくれぐれもご注意を。早めに予約しておくのがおすすめですよ！

ホクホクのフライドポテトが定番。銘酒とともに季節の味覚を満喫。

入店後は、ご主人の松岡さんに案内されてテーブル席へ。まずはレモンサワー（450円）を注文し、ワンドリンクサブスク「フラノミスタ」を利用して一杯無料でいただきました！

おすすめを聞いたところ、「常連のお客さんはまずフライドポテト（400円）を注文される方が多いですよ」とご主人。早速オーダーしてみると、生のジャガイモを皮ごと揚げたものが登場。ホクホクとしたイモ本来の食感を生かした揚げ具合が絶妙で、人気が高いのもうなずける味わいでした。

次に注文したのは、焼き魚（600円）。この日はしっかり脂が乗ったサバのほか、変わり切り干し大根、きのことミツバの炒り煮が添えられていました。どの味付けも優しく繊細で、ご主人の丁寧な仕事ぶりが垣間見える一皿です。

お酒のおつまみにぴったりな料理が出てきたところで、店のこだわりの一つである、日本酒を追加でオーダー。愛知の地酒の代表格、関谷醸造の「蓬莱泉 純米大吟醸 空」（半合700円、1合1400円）を選んでみました。すっきりとした飲み口で、素材を生かした繊細な料理との相性は抜群です。

続いて、天麩羅盛り合わせ（650円）を注文すると、青のりで衣に味を付けた変わり揚げが出てきました。この日は、ホタルイカ、エビ、ナス、大葉、エリンギの5種類。ホタルイカは、丁寧な下処理のおかげで生臭さなどを一切感じることなく、この時期ならではの旬の味覚をたっぷり楽しめました。

体にやさしい定食ディナーで、ガッツリ食べたい派も大満足！

この日は、どちらかと言えばガッツリ食べたい気分だったので、少し酔いが回ったところで「さちディナー」（1500円）を注文してみました。ランチタイムに人気の「さちランチ」（1300円）をバージョンアップさせたもので、雑穀ご飯、汁物、サラダ、焼き物、煮物、茶わん蒸し、デザートなど、まさにボリューム満点！　肉、魚、野菜をバランスよく食べることができ、健康が気になる人にもおすすめしたいメニューです。

そのほかにも、メイン料理を数種類から選べる「まつディナー」（1100円）や、前日までの予約で「お得なおまかせコース」（3000円）を楽しむことも。写真のように「まつディナー」のテイクアウトにも対応してくれます。お酒も、食事も、たっぷり楽しみたい人には、何かと重宝しそうなステキな一軒でした！(編集部H)